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待ち伏せしていた”カン十郎”
鬼ヶ島の裏口。
ローの”シャンブルズ”の能力で、カイドウの城に到着したお菊・河松・雷ぞう・酒天丸・イヌアラシら。
そこにイゾウ・ネコマムシも合流し、討ち入りを仕掛けるためカイドウの城へ近づく。
しかし、カイドウの城から出てきたのはカン十郎とカイドウの部下たちが待ち伏せていた。
カン十郎はイゾウたちが必ず来ると睨んでいたよう。
「侍達の侵入の形跡は見つからなかったが、お前たちが来ていないとは思えない!!」
読みが当たってバカ笑いするカイドウの部下たち。
「ゲヘへ…!!」
「ギャハハ」
カン十郎はイゾウらの”しぶとさ”を十分知っており、ここで返り討ちを仕掛けるよう。
「討ち入りはさせんぞ…!」
カン十郎はすでに、背中に背負った筆で何体か絵を実体化している様子。
さらにカイドウの部下が、イゾウらを見て一言。
「知ってるぞコイツら!20年前の”釜茹で”で見た!」
どうやら、光月トキの能力で20年前の決戦の日からタイムスリップしたことはカン十郎以外知らないよう。。。
イゾウはカン十郎が描いて実体化した絵を見て気にくわない様子。
なぜなら、カン十郎が実体化した侍達には”首”がないから。
「戦う武者か…うまい絵だな」
カン十郎は戻ってきた赤鞘たちに似せてイゾウたちを今度こそ葬るつもりでいた。
「お前らによく似てるだろう!?」
さらにカン十郎はイゾウを挑発。
「イゾウ…帰ったのか、この負け戦のために!!?」
「残雪の菊之丞」
カン十郎がイゾウを挑発する中、1人の侍が!
刀を抜いてカン十郎の挑発に怒りをあらわにする侍の名は”残雪の菊之丞”。
「もう口を閉じてくださいカン十郎さん」
「拙者の刀傷はあの世まで消えませんよ?」
降り続く雪の中、甲冑をまとい仮面をつけた菊之丞は、カン十郎に戦いを挑む。
「春に残る雪のように、あなたの魂を苦しみ続ける…!!」
カン十郎も刀に手を置き、
「来い、菊!!!」
2人の戦いが始まると同時に、イヌアラシ・河松・酒天丸らも戦闘開始!
戦況はネコマムシらが優勢。
だが一方で刀を交え、睨み合う菊之丞とカン十郎。
菊之丞に押され、余裕な笑みを浮かべるカン十郎だが何か奥の手でもあるのか!?
ヤマトの過去
一方、屋根裏ではヤマトがカイドウの娘と知ったルフィ。
自称”光月おでん”と名乗るヤマトはルフィの船に乗せて欲しいと頼み込む。
「”光月おでん”である僕としては…!!」
「エースの弟のキミなら、僕を船に乗せてくれる筈だと情報を追ってた」
この”情報を追ってた”とは一体?
それを聞いたルフィはヤマトが自称”光月おでん”と名乗ることにご立腹な様子。
「お前な!!光月おでんはみんなが好きなんだぞ!?」
「お前が”おでん”になっていいわけねェだろ!!」
これにはヤマトも反論。
「そりゃ君の方がおでんかもな!!」
なにやらヤマトはルフィの方が光月おでんに似ていると薄々感づいているのかも!?
おでんに憧れていたヤマト。
実は両手に繋がれた「錠」のせいで、今日まで自由に生きてこれなかったよう。
監禁されていたヤマト
ヤマトは幼いころ、エース達と一緒に海へ出ることを望んでいましたが、鬼ヶ島に監禁されていた事をルフィに打ち明けます。
「エース達と一緒に海へ出たかったけど…!」
「8歳の頃からこの島に監禁状態なんだ!!」
ヤマトの両手につけられた錠を見てルフィは同情します。
「囚人のつけるやつか!?」
ヤマトいわく、この手錠は鬼ヶ島から脱出するものなら爆発すると脅されていたよう。
「正直ウソかも知れないとも思ってる…!」
「だって実の親が子を爆破するか!!?」
ウソでも万が一を考えると、カイドウの言葉はウソに聞こえないと話すヤマト。
自分の父親がカイドウであることで、錠を外すにも足がすくんでしまっていた。
「取ってやろうか、それ」
突然のルフィの一声に驚くヤマト!
「え!?」
ルフィは本当に一緒に戦う気があるのかヤマトに問います。
「お前よ!本当におれ達と一緒に戦いてェのか!?」
「おれはお前の目の前でもカイドウをブッ飛ばすぞ!?」
そう言われてもヤマトの遺志は変わるどころか、父カイドウに強い敵意を持っていたようで。。。
「僕がそうしたいくらいだ!!」
「幼少期から一体どれだけあいつに殴られてきた事か」
「挑むたびに返り討ちにあってきた!!」
このヤマトの決意にはルフィも納得。
「わかった取ってやる!!」
しかしヤマト、手錠は20年もつけていたんだとか。
「いや取るって僕これに20年も自由を奪われて…」
8歳の頃に手錠をつけられ、20年間自由を奪われてきたってことは…、ヤマトの年齢は28歳ということになる!?
ヤマト28歳ついに父カイドウと直接対峙の時!
この時、床下から声がカイドウの声が…
「白ひげの頂上戦争から2年!!」
どうやらルフィとヤマトが逃げ込んだ屋根裏部屋は、カイドウがスピーチする会場”ライブフロア”の真上だったようだ!
新鬼ヶ島計画
花魁おリンがカイドウの元へやってくる。
「呼んだか!?カイドウ~~~!!」
ービック・マム海賊団船長ー
花魁おリン
懸賞金 43億8800万ベリー
提灯や下駄、三味線・ろうそくなど、多くの無機物に命を与えたビックマムは、壁をぶち破って登場!
豪快な登場シーンに、カイドウの部下たちは怯え始める。
「ギャー、ビックマム~~!!」
「近くで見るとまじでコエー!」
ビックマムの表情は満面の笑みを浮かべている。
それもそのはず。。。
なんと!ナミ達は捕まっていたのだ!
地面にドサッと転がるナミ達。
「ウ……」
どうやら意識はあるようだが、少し傷を負っている様子。
ビックマムの到着が遅れたことで少しイライラしているカイドウ。
「リンリン、グズグズしやがって!!」
カイドウは、ナミ達のことなど一切気にすることもなく、早速「新鬼ヶ島計画」について話し始める。
一方、城内でもカイドウの「新鬼ヶ島計画」にてスピーチが始まる。
どんちゃん騒ぎの中、カイドウの部下たちは今か今かと待ちわびている様子。
「カイドウさんのスピーチが始まったぞォ!!」
「映像、電伝虫つけろ!!」
巨大モニターにカイドウの姿が映る。
まずはじめにカイドウがスピーチするのは”世界政府”に対して。
「ついに世界中が動き始めた!!」
「七武海の撤廃は何も政府がイカレちまったわけじゃねェ!!」
「海軍本部の”新戦力”でおれ達を抑え込めるという自信の表れ」
ん?この海軍の新戦力とは?!
さらにカイドウは今の世界政府の体制を潰すと話す。
「のぼせ上がった世界政府を尻目に、おれ達は”ビックマム海賊団”と手を結び!」
「この世でもっとも強大な力”古代兵器”を手に入れる!!」
さらにカイドウは声を高々とあげ、ビックマムと共にこう話す。
「”ひとつなぎの大秘宝”を獲りに行くぞ!!!」
カイドウが企んでいる「新鬼ヶ島計画」の目的は、古代兵器を手に入れた後「ひとつなぎの大秘宝」(ワンピース)を本格的に手中に収める計画のようだ!
カイドウの「新鬼ヶ島計画」を知った部下たちは歓喜!
さらにカイドウのスピーチは続く。
「古代兵器の存在は、世界に”恐怖”と”戦争”をもたらすだろう!!!」
「覚悟しろ、それがおれ達が望む暴力の世界!!」
この世界がこれまでに経験したことのない恐怖と最大の戦争を開始される!
オロチの処刑
カイドウはワノ国の今後についても話し始める。
「あらゆる海賊達にとって、ここは楽園と呼べる”無法地帯”となるだろう!」
花の都が無法地帯になる?という言葉に、その場にいた全員がキョトンとする。
オロチは話が違うとカイドウに激怒!
「花の都はおれの”おひざ元”!!」
「てめェ誰のお陰で今まで武器を……!!」
カイドウの発言に怒り出すオロチでしたが、その瞬間!!
ザン!
カイドウが刀でオロチの首をはねてしまいます!
「”黒炭家”も”光月家”も!どうでもいい話だ!!」
カイドウにとってオロチなど単なる武器の取引役でしかなかったよう。
「さァ5秒で決めろオロチの部下達よ!!」
2択
オロチの首をはねたカイドウ。
次はモモの助の磔台に向かって拳をぶつけます。
ガン!!
かろうじて意識のあるモモの助は恐ろしさのあまりガタガタと震えてしまっています。
その状況を屋根裏部屋の隙間(床下)から見ていたルフィ。
なんの騒ぎだと思って覗いてみたらモモの助でした。
「あれモモじゃねえか!!!!」
モモの助はボコボコにされて、もはやすでに瀕死の状態。
「モモ!!!」
たまらずルフィは、床下の隙間から顔を出し懸命にモモの助に呼びかけます!
モモの助の窮地に今すぐ救出に向かいたいルフィ。
その姿を見てヤマトは焦ります。
「おい声がでかい!!汗」
次の瞬間。。。
天井の床が壊れて2人とも落下(笑)
ルフィとヤマトが落下して大騒ぎ…になるかと思いきや、会場はオロチが殺害されてしまったことで皆の注目はカイドウとオロチの亡骸の方へ。
「オロチ様が殺されたーーー!!」
「何で!?長い間手を組んできたのに…!」
そんな声などお構いなしに、カイドウはオロチの部下に究極の2択を迫ります。
「決めろ侍共!!おれと共に海賊になるか!!」
「今ここでおれ達に挑んで死ぬか!!!」
あまりにも衝撃的な出来事にオロチの部下たちは震えて声も出ません。
ドクロドームのライブフロアでは、まさかのオロチ処刑と究極の2択によって震え上がるオロチの部下。
その場に居合わせたロビンとジンベエも声が出ずにただカイドウを見ていることしかできません。
キングとクイーンもカイドウの次なる発言を息をのんで見守っています。
「これから来る”世界の対戦”に向けてこの国を海賊の帝国に変える!!」
「本業の遠征も増えるだろう!!」
「今夜この”鬼ヶ島”をー」
「”花の都”に移し!!」
「ワノ国は滅ぶ!!」
なんと、カイドウの「新鬼ヶ島計画」はすぐに発動されるよう。
さらにカイドウのスピーチは続き、衝撃の発言が!
「国の名は”新鬼ヶ島”!!!」
「将軍は我が息子ヤマトだ!!!」
なんと!カイドウはオロチの亡き後の将軍の地位は息子ヤマト(ホントは娘)にすることだった!
屋根裏から一部始終を見ていて、床がブチ抜けて落下したルフィとヤマト。
ヤマトは父カイドウの「将軍は我が息子ヤマトだ!!!」発言を聞いて大激怒!!
「なってたまるかァ!!!クソオヤジ!!!」
ヤマトの出現にカイドウの部下も大慌て。
「ヤマト様がいたぞ!!!」
「飛び六胞に連絡を!!」
周囲が大騒ぎする中、ヤマトはそんな事はお構いなし!
ただ、ルフィは一刻もモモの助救出に向かいたい!
「早く案内しろ!!モモが殺される!!」