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扉絵表紙
ゴッティが海兵からシフォンを救い出すことができたようです!
話は現代へ
オロチは焦りながらカイドウに対し、モモの助、錦えもん、雷蔵、お菊、カン十郎が20年前から現代へと現れたと言っています。
酒をクビクビ飲んでいるカイドウは、あの燃えていたおでん城から未来へ飛ぶことができる能力が実際に存在するのかと、信じていない様子。
何者かが恐怖に怯えるお前を騙してるんじゃねーのか、間違いないからこの手鏡を見てみろよと言います。
しかし不安になっているオロチは部下に出国するものが必ずいるはずだから、海岸の警備をおこたるなと指示。
カイドウはもし生きているのであれば殺すな、この20年間のうちに光月の奴らに聞きたい事ができたと言うのでした。
嵐が吹き荒れる中、錦えもん達は小舟を使い、鬼ヶ島への出港を決意します。
そして船をこきながら鬼ヶ島と向かう途中、カン十郎が意味深な表情で言葉を発しました。
以前カイドウに戦いを挑んだときに、お前らの中にスパイでもいるんでないかと話していたことを覚えているかと。
そのスパイが俺だったんだとカン十郎は言いました。
カン十郎からまさかの事実を聞かされ、鼻水をたらしながら驚く錦えもん。
錦えもんは嘘をつくのはやめろ、私たちは全員釜茹での刑によって命を落とすところだったじゃないかと言います。
するとカン十郎は、俺は小さい時からずっと死に場所を探し求めていた。
あの時、お前たちと一緒に死んでいれば完全なる役が完成するはずだった。
俺は始めから存在しない男だったんだと。
その驚きの事実を聞いた赤鞘達は唖然とした表情をみせます。
続けてカン十郎は、お前らと一緒に喜びを分かち合ったり、時には苦しんだりすることで光月家への信頼を完全なものにしていたこと。
そして誰のことも憎んだり、傷つけようとは思っていなかった。
しかしただ一つ、情報だけをオロチ様にお伝えしていたと。
どうしてこうなるまで、身内を疑う目を持たなかったのか?何事においてもずっとおかしかったはずだろと言いました。
オロチの口からカン十郎の出生の秘密について語られます。
カン十郎は大衆演劇の一団に生まれましたが、ワノ国によって迫害を受け、舞台上で父母を殺されました。
舞台で生きていく方法しか知らなかったカン十郎は心を完全に失ってしまい、誰かを演じることでどうにか生き延びてきました。
そんなカン十郎に目をつけたオロチは、自分が黒炭家の末裔であることを伝え、お前の両親を殺した者は始末していおいたと話しました。
そしてこの復讐劇はまだ始まったばかりで、お前は本物の光月として生きていくんだ。
誰にもバレることなく、光月家の者として死ね。
それこそがこの大舞台でカン十郎にしか任せることのできない大役だから演じ切ってみせろと。
その時カイドウ率いる百獣海賊団の海賊艦隊が錦えもん達の目の前に襲来。
下っ端どもが、オロチ様が言ったとおり本当に小舟で鬼ヶ島と向かう者どもが現れたぞと高笑いしています。
しかも本当に過去に死んだとされる赤鞘たちで、まさかスパイが忍び込んでいたとは思わなかったと言いました。
そして下っ端どもが、お前がスパイだったのか?と問います。
カン十郎はその通りだと答えました。
それを聞いた錦えもんは怒りが頂点に達し、刀でカン十郎を真っ二つに切り裂きます。
錦えもんのまさかの行動に、お菊は涙を流し呆然とした表情。
すると頭がとれて胴体だけになったカン十郎は笑いながら、この場でお前らとともに海の藻屑となるのも悪くないなと言いました。
ただ今回ばかりはオロチ様にストップをかけられたんだと。
そして顔が一瞬で元通りになると、これで全てが終了する、鬼ヶ島へモモの助を連れて帰るように言われているんだと。
カン十郎はモモの助を服の中に隠していたようで、すでに捕えていたのでした。
錦えもんが港の方を振り向くと、そこにモモの助はありませんでした。
どうやら港で待っていたモモの助は、カン十郎の能力により筆で描かれた存在だったのです。
カン十郎はモモの助を連れて、逃げていってしまいました。
三銃士登場
そこへ出てきたのがルフィ、キッド、ロー!
海は、海賊が相手だ!
ルフィが宣言!
怒りに震える三銃士!
既に和装ではないものの、キッドとローは睨みつけ、ルフィは笑う!
ついに討ち入り!!