ネタバレ

【ワンピースネタバレ】第944話『相棒』 完全版

投稿日:2019年5月31日 更新日:

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扉絵

ハンコックが麦わら帽子をかぶっている猿に、バナナや肉をあげている

ゾロとサンジ

「下手人ゾロ十郎だァ!!」

「反逆者サン五郎だァ!!!」

そんな声があちらこちらから上がる、羅刹町・牢屋敷前。

そんななか、当のゾロとサンジは、おトコを庇いながら、騒ぎなど関係ないように、相変わらずの言い合いをしていた。

「悪ィがお前につき合ってるヒマはねェ ”まゆ五郎”」

「右に同じだ!! ”モ十郎”!!!!」

そして、そんな状況になっても、
笑い声も涙も止まらず、「お父ちゃん」と言い続けるおトコ。

そんなおトコを心配していた日和は、涙を流しつつも状況を見守り、
ゾロとともに現れたサンジが「仲間」であることだけは、察していた。

一方で、その状況に怒りを湛える者も。

まずは、”そば屋”ことサンジを、ずっと追っていたドレーク。

「堂々と現れたな」

と呟き、何やら身体に力を籠めるよう、歯を食いしばる。

そして、おトコを狙っていたオロチも、

「邪魔をするな」
と怒りを露わにして、銃を構え直していた。

更には「そのクソガキは犯罪者」だと叫び、
次から次へと現れる、光月家側の人間に苛立ちを隠せずにいる。

するとそのままオロチは、
処刑を邪魔した人間たちを殺すよう、周りの侍たちに命じ始めた。
それに、大きく返事をし、銃を構える侍たち。

それを認めたゾロは、
怒りを露わにした顔でおトコをサンジに託し、一歩前に出たのだった。

一方で、その状況を見守るウソップたちは、
まずはゾロも花の都に来ていたことに、少々驚いた様子。

そして「ゾロが騒ぎを起こしたことも、今回おトコを助けたられたことを考えれば好都合だった」とも呟いていた。

しかし、そのなかでしのぶだけは、未だ涙が止まらない。
おトコは助けられたが、康イエの体は未だ地面に横たわったままだったからだ。

そして、何時までも康イエを見せしめには出来ない、と歯を食いしばる。

だがしのぶも含め、
ゾロやサンジ以外は、動くことが出来ないでいた。
この混乱に巻き込まれれば、もう花の都には入れなくなってしまう、と察していたから。

だからこそ、ロビンも
もしいざ逃げる時になったら、集合場所も決めておくべきだと考えている。

しかし、そんな皆の焦りを、全く察しないゾロ。
2本しかない刀を構え、「二刀流…」と技を繰り出そうとしていた。

そんなゾロを、サンジは怒鳴りつける。
トノ康が自分を犠牲にしてまでしたことを、無駄にするのか、と。

だがそれでも、ゾロはもう自分の怒りを抑えられなかった。

日和から聞いた、笑う事以外を奪われてしまった人たちのこと。
それを知りつつも、”えびす町”を肯定的にとらえようとしていたトノ康のこと。

それらすべてのことを考えれば、
湧き上がる怒りが全て、オロチに向いてしまったのだ。

そのまま怒りに任せて「百二十煩悩鳳」を、オロチめがけて繰り出すゾロ。

しかし、その一直線にオロチに向かう攻撃を、
オロチに当たる直前で食い止めたのは、横から飛び出してきた狂死郎だった。

そしてゾロの攻撃の余波が都の建物を次々と壊し、人々が慌てて逃げ出す中、
狂四郎はオロチに苦言を呈する。

この程度の警備で城を出るなど、不注意極まりない、と。

しかし、オロチは何も反省していない様子で、
「あの浪人が突然自分を殺そうとしてきたのだ」と、狂死郎に告げていた。

一方でそんなオロチを、怒りがおさまらないまま睨みつけていたゾロは、
サンジに「しっかりしろ」と苦言を呈されている。

しかしそんなサンジにも、
後ろからドレークが、悪魔の実の能力を発揮させた状態で迫ってきてしまった。

恐竜となったドレークが暴れれば、更に大騒ぎになる都。
そんなドレークに、サンジはおトコを抱えながら、蹴りを入れたのだった。

だがそんなとき、ゾロに向けて大量の銃が構えられたので、
ゾロはふいに、呟く。

「あいつらは任せた」と。

すると、どこからともなく「わかった」と叫びながら、
今度はフランキーが飛び出してきた。

そしてフランキーは、身体を大の字に広げ、
真っ向から銃弾を受け止めたので、役人たちは驚きを隠せない。

「何故、銃がきかないのか」

「あの大工は何者だ」と。

しかし、そんな質問に答えるわけなく、

役人を「ストロング・右(ライト)」で、吹き飛ばしてしまうフランキー。
一方でゾロは、銃弾をフランキーに任せ、再び前に進んでいった。

そんな折、牢屋敷に入っていた人間たちは、砂ぼこりで状況が分からず
「あいつらは誰だ」「何が起きているんだ」と驚きを隠せない。

するとそんな中で、フランキーは康イエの体を抱きかかえた。
これ以上、見せしめになんてさせない、と。

そんなフランキーたちを、ウソップやロビンやナミも
ひっそりとではあるが、必死に援護する。

そして大騒ぎになる牢座敷の一方で、
そこから少し離れた場所にいたオロチは、籠に乗り、城に向けて逃げ出していた。

捨て台詞のように
「全員確実に仕留めろ」「反逆者は一人も逃がすな」と叫びながら。

一方で、そんなオロチを追いかけようとゾロ。
だが、ゾロは狂死郎によって、足止めを喰らっていた。

そんな狂死郎は、自分を「将軍の番犬」だと言う。
それに苛立つゾロだが、そんな時、博羅町中に”将軍からの命令”が通達が出された。

博羅町にいる反逆者を、全て鎮圧するように、と。
そのためであれば、殺す事も厭わない、と――――…

キッドとキラー

一方で、兎丼の囚人採掘場。
この状況を光面タニシにて見ていたルフィは、大興奮で仲間達を応援していた。

しかし、”麦わらの一味”など知らないヒョウじいは、共に映像を見ながら
この状況は”麦わらの人”の仲間には「分が悪い」と零す。

だが、ルフィはそんなヒョウじいを遮るように、「ゾロならやる」と断言して、
「卑怯者を追い出せ!!」と応援を続けていた。

そんなルフィを見たクイーンは、「あいつら、オロチの首を狙ってきたお前の仲間なのか?」と、この展開を可笑しそうに笑う。

するとそのとき、
クイーンに、ある報せが入ってきた。

―――花の都にいた犯罪者たちが、ここへ到着したそうなのだ。

しかし、どうやらその話を、事前に聞いていなかった様子のクイーン。
ババヌキに説明を求めると、こんな言葉が返ってきた。

そのうちの一人は、なんと”人きり鎌ぞう”。
オロチからの任務に失敗し、ここに連れてこられたのだそうだ。

そしてその説明の最中、
採掘場に入ってきた鎌ぞうは、大笑いしながら、大歓声で迎えられている。
何せ、都で話題の”人きり鎌ぞう”であるから、この歓声も無理もない。

するとその鎌ぞうの後ろ。
手錠と鎖に繋がれ、続いて入ってきたのは、これまた驚きの人物・キッドだった。

どうやら、鎌ぞうを捕まえて戻る途中、
キッドを見つけて捕まえてきたらしい。

あまりにも早い”お戻り”に、バカにするような声が辺りから上がる。
それを見たルフィも、思わず驚いたような声をあげてしまった。

すると、どうやらキッドを捕まえたのであろう男が、笑いながら報告してくる。

どうやら鎌ぞうを連れてここへ向かう途中に、
キッドは何やら叫びながら、こちらへ向かってきたのだそうだ。
そんなキッドに数発、海楼石の弾入りの銃を撃つと、恐らく、既に手錠からも力を奪われていたのもあり、もうキッドは抵抗しなくなったのだそう。

そんな話を、悔しそうに歯噛みしながら聞いているキッド。
しかしそんな様子を見ながら、未だルフィは信じられない様子だった。

あんなにすぐ脱獄できたというのに、
こんなにすぐ捕まるなんて、わざと捕まったか、何か理由があるとしか思えない、と。

そんなルフィのつぶやきが、届いたかのように。
大笑いする鎌ぞうの後ろで、キッドはこんなことを呟き始めた。

「お前は、笑うのが嫌いだったよな」と。

だから、ある時からお前は、笑うことを止めたんだよな、と。

すると、そんなキッドを嘲笑うように、未だ前で歩き、笑い続ける鎌ぞう。

だが、キッドの”誰か”に対する呟きは止まらない。

“お前”はいつも、自分を笑わせようとするものを半殺しにし、
そしてある日から、自分の顔を完全に隠すように、仮面をつけ始めたんだったよな、と。

だから、キッドは叫ぶように、嘆くように言ったのだ。

自分と別れた後、そんな「お前」に何があったのか、と。
カイドウに何かをされたのか、それともオロチにされたのか。
そして、残りのクルーたちは一体どこへ行ってしまったのか、と。

そのまま、「答えろ!!」と叫んだキッドは、
どうやらずっと、大笑いする鎌ぞうに声をかけていたらしい。

しかし、この大笑いする人物は、”人斬り鎌ぞう”であり、そして―――…

「おい! キラー!!!」

そう、キッドに呼ばれた通り。
なんと”人斬り鎌ぞう”は、キッド海賊団のひとり、キラーだったのだ。

だがキラーは、キッドに何を言われても、笑いが止まらないらしく、
目から涙を流しながら、「ファッファッ」と大声で笑っている。

その姿は、ルフィにも衝撃を与えたが、一番ショックなのはキッドだ。

「何をされたら ここまで変わり果てる」

そう歯噛みしながら、悔しそうに言うキッド。
そんなキッドを嘲笑うように、周りの人間は笑い声をあげていた。

鎌ぞうとキッドは、仲間だったのか、と。

そして、それを見て驚くルフィに、ヒョウじいは言う。
あの、”笑うことを抑えられない”様子は、恐らく”SMILE”の影響ではないかと。

その後、捕らえられたキラーとキッドは、
逆さに吊るされたまま、何度も水につけられる―――所謂、水責めにあっていた。

その様子を見ていた周りでは、「死刑囚がまた増えた」と大騒ぎ。

笑い声が絶えず、そのなかには、苦しそうにむせつつも笑う、キラーの笑い声も混じっている。

それを見ていた他の囚人たちは、
なんて残酷なのかと、再び逆らう気力を失った様子。

クイーンの本性

そんなとき、またもクイーンは「いいこと」を思いついたと、歌い始めた。
その名も、『潜水艦』ごっこ。

そう言いながら、まずはキッドたちを再び水に落とすクイーン。
すると徐に、クイーンは相撲インフェルノを再開し始めた。

そこで、突然彼はこんなことを言う。

まず、ルフィたちが土俵を出た瞬間に、首輪の内側についた爪で死ぬ。
そこは変わらない。

しかし、クイーンはひとつ、あるルールを付け足した。
それは、ルフィたちが生き残っている限り、
キッドたちを水に入れられたままにする、だという、最悪のルール。

つまり、ルフィたちが死ぬまで、キッドたちは水につけられたままになってしまうのだ。

それを聞き、「あいつらと俺らとは何も関係ない」と言い、怒りを露わにするルフィ。
しかしクイーンは踊りながら、ルフィを問い詰めるように言った。

確かに、ルフィたちとキッドたちは関係がないかもしれない。
だが、だったらなぜ、お前は今ためらったのだ、と。

そして、もし同じ世代のライバルだから、などという理由があるのなら、
今ここでルフィたちが死ねばいいだろう、とも。

そして、どんな罪人だって、
5cmの水さえあれば溺れる、と言ったクイーン。

そんなクイーンに向けて、怒りを露わにしたルフィは、
ゴムゴムの実の能力で手だけを伸ばし、クイーンに殴り掛かる。

「お前を土俵に上げてぶっ飛ばせば、全部終わる」と意気込んで。

しかし、その拳はいとも簡単にクイーンに受け止められ、
逆に跳ね返すように、弾き飛ばされてしまう。

その反動で、土俵から出そうになってしまったルフィは、慌てて土俵際の縄を掴み、外に出るのだけは堪えたが、力の差を見せつけられてしまった。

そんなルフィに、クイーンは言う。

「誰に向かって口をきいているんだ」と。

そして今まで笑っていたクイーンは、苛立ったようにこう言ってきた。

ガキのくせに粋がるな、と。
未だ生きてここから出られると思っているのか、と。
本当に、自分たちに勝てると思っているのか、と。

そんな怒りを露わにしたクイーンを見ながら、部下たちは噂する。
今日は、クイーンはお汁粉を食べていないから、あんなに不機嫌なのだと。

しかし、そんなことは今や関係ない。
怒り狂ったクイーンは、「お前らは、一人残らず全員死ぬ」のだと宣言した。

それを聞き、ルフィはクイーンを睨みながら、
「そんなこと誰が決めんだ」と怒るが、それはクイーンの怒りに更に油を注ぐ結果に。

「おれが決める!!!」

そして、声高らかに、怒りの限り、そうクイーンが叫んだ時だった。
兎丼全体に響くような大きな音が響き、採掘場のなかはパニックに。

「おい何の音だ!!?」

そこで、クイーンは不機嫌なままそう叫んだが、その音が「門の外から聞こえたもの」だということ以外は、門番とは通信が切れてしまったせいで、わからない様子。

一方、その噂の門の外では、
涎を垂らしながら、大きな口を開けた人物が、不穏にこう呟く声が響くのだった。

「おしるこ…」



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