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【ワンピースネタバレ】第942話『白舞大名“霜月康イエ”』完全版

投稿日:2019年5月10日 更新日:

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今回のタイトルは「白舞大名“霜月康イエ”」となります!

「霜月」は「シモツキ」と読みますが…この「シモツキ」ってどこかで聞いたことありませんか!?

そうです!ゾロの生まれ故郷の!!

シモツキ村が何か関係してくるのでしょうか…??

扉絵

表紙はまさかのモンドール!

モンドールがお茶会をしているところのようです。
ネズミと一緒にチーズとお茶しているところだとか。

本編ネタバレ速報 完全版

「ワノ国で この「白舞」こそが 唯一正規の「港」を有する郷 良き客あれば 悪しき客もあり ゆえに我々は 鉄壁の軍隊でなければならぬ!!!」

多くの侍たちを前に、そんな宣言が響く。

ここは20年以上前の郷・白舞。
宣言していたのは、若き日のトノ康――いや、康イエであった。

康イエとおでん

そんな康イエの言葉に、気合いを入れて返事をする侍たち。
すると、その様子を見ていた人物は、団子を片手に感心したように声を上げた。

「さすがはワノ国最強の侍達…!!」

しかし、その言葉を聞いた康イエは、少々怒り気味。
彼の呑気な態度が、気に食わなかったのだ。

「感心しておる場合かおでん!! いつまでウチに入り浸る!? まがりなりにも貴様は将軍の息子!!」

そしてそう怒鳴った康イエの言う通り、この人物こそが光月おでん。
だが、おでんはこの時、城を追い出されていた。

「もう血縁もあるやなしや」
の呑気に言い、更にはこうも言っていた。

「みんな言ってるぞ 「光月スキヤキ」の亡き後は「おでん」にあらず!! 「康イエ将軍」だって!!」

しかしその言葉に、さらに康イエも怒りを露わにする。
おでんの頭を殴り、彼に気合いを入れた。

お前こそが、未来の光月家を引っ張っていく人物になるのだ、と。
スキヤキ様がおでんを追い出したのは愛ゆえであり、おでんはそれに挑んでいかなければならないのだ、と。

だが、「そんなこと」よりも、おでんには気になる事が。

彼はどうやら海に出てみたいのだそうだ。
だからこそ、おでんは”鎖国”を、少々窮屈に感じていたのだ。

だが、そんなおでんの態度にも、康イエは大激怒。
まずは立派な侍になってからそういう事は言え、と再びおでんに、頭への拳とともに、喝を入れる。
そうして立派な侍になってもなお、そんな自分勝手なことが言えるのか、と。

しかし当のおでんは、
康イエが何度自分を殴るのかということのほうが気になる模様。
そしてそのまま言い合いをする、康イエとおでんだったが――――――…

えびす町の人々

そんな思い出を、磔にされた康イエは、
少しだけ笑みを浮かべながら、思い出していた。

下では未だ、民衆たちが康イエに大騒ぎで語り掛けている。
そのなかには、「自分は白舞の出身」だと叫ぶ者や、「康イエが生きていて良かった」と叫ぶ者も。

そんななかで、
磔台の近くで見張りをしていたドレークたちに、ある報告が入っていた。

どうやらえびす町の人々が、次々に花の都に乗り込んできているそうなのだ。
それを聞いたホーキンスは、康イエが、自分たちが思うよりも重要人物なのかもしれない、と考えを改める。

一方で、確かに花の都の中央門では、大騒動が起きていた。

都へは許可がなくては入れないのだ、と懸命に役人たちが止めてはいるが、
えびす町の住民のほとんどが「トノ康を殺さないでくれ」と乗り込んできており、もう収集が付かない状態。

そして、トノ康が死んだら、自分たちは生きてはいけない、と叫び、走りこんでくるえびす町の人間たちだったが、顔はいつも通り笑っていたのだった。

嘘と挑発

しかしそんな騒ぎになっても、誰も手を出すことは出来ず、

「白舞大名・霜月康イエの落ちぶれた姿を見よ」

との宣言とともに、羅刹町牢座敷前で、康イエは完全に見せしめになっていた。

さらにはそこで、康イエが小紫と”殉葬”されることや、
彼が以前オロチに反乱を起こしたことが、この屈辱的な処刑に繋がっているのだということも知らされ、民衆は大騒ぎ。

それを見つつ、警備にあたっていたお庭番衆のひとり、大黒は、「康イエが丑三つ小僧と認めたことで、都中大騒ぎだな」とどこか感心したように眺めていた。

だが、そんな大黒の声が聞こえたのか、否か。

康イエは突然、

「それは嘘だ」

と大声を張り上げて言い始めた。
自分はみんなの注意を引くため、死をも覚悟し、自分が丑三つ小僧であると認めただけだ、とも。

それを聞いた役人たちは、
確かに康イエによる今回の”犯行”は、いつもとタイミングが違っていたとこぼす。
今回のように現れたなら、彼は「子の刻小僧」である、と。

しかし康イエは、
そんな役人たちの反応などお構いなしに、民衆に嘘をついたことを謝った。
そして自分は、皆の思うような人間でもないということも。

すると民衆たちは、何故今回捕まるような真似したのか、と今度は戸惑ったような反応を見せ始めた。
そのため、未だ混乱は収まる様子がない。

それを見ていたドレークは、小紫の葬儀よりも、康イエの処刑に注目が集まってきているな、と少々警戒気味だ。

オロチが決断した”光面タニシ”での映像配信。
これが、裏目に出て、暴動を加速させる可能性があると考えたからだ。

そんなことを、ドレークが考えていた矢先。
突然、康イエは笑いながら、こう宣言し始めた。

―――将軍は、愚かであると

さらには、そんな将軍で、部下も大変だろうと笑うので、
大黒は康イエをたしなめるように声を上げたが、康イエはお構いなし。

そして康イエは、高い磔台から声高らかに言った。

「この壮大なる花の都を、ワノ国に広がる美しい景色を見てみよ
この光景はオロチではなく、何世代にも続く光月家と、その市民たちの、誇りや喜びによって、作られたものであるのだ。」

さらには、その信用をオロチが得られるわけない、と高らかに宣言するので、
それが聞こえたオロチは、磔台に向かいながら、苛立ちを隠せずにいる。

そんなときだった。

康イエはさらに声高に、「聞いているかオロチ」と呼び掛けて、叫んだ。
お前は、欲望のままに、広大な木々や森、川、村…すべてを汚したのだと。

―――お前はただの害虫だ!

それを聞いたオロチは、磔台に向かう駕籠のなかで、怒り心頭。
民衆たちも、あまりの発言に康イエを止める程だ。

康イエの想い

しかし、康イエは全くと言っていいほど気にしていない様子で、話を続ける。
今度は、もうひとつの”皆に詫びたい事”を話すつもりのようだ。

それは、あの“判じ絵”のこと。

なんと、それを作ったのは自分だと言うのだ。
だが実際は、光月の名は20年前に死に絶え、復讐するほどの力もない、とも。

全ては自分のいたずらだったのだ、と言い出したのだ。

さらには康イエは、とある話をし始める。

というのも、将軍・おでんが死んだ20年前に、
オロチは残っていた4人の大名に近づいて、自分たちにこう聞いてきたそうなのだ。

「歯向かうか、それとも従うか」と。

そうやってオロチは、自分がおでんから受けた恩をも無視し、将軍の地位を手に入れようとしたのだそう。

そんな奴は地獄へ落ちろ、と声高らかに言う康イエ。

そんなとき、叫び続ける康イエが映し出される”光面タニシ”を、
博羅町についた酒天丸は、驚いたように、しかし心配そうに、こっそりと観ていた。

その後ろには、同じく康イエの身を案じるイヌアラシと、康イエに驚く錦えもんの姿もあり、酒天丸もそのふたりに気が付いた様子。

しかし、誰に心配されても康イエの告白は止まらない。

オロチにそう聞かれ各大名や市民たちは、迷わずに刀を取った。
オロチに従うつもりなど、なかったのだ。

だがその戦いは、カイドウという怪物によって終結させられた。
それにより、ワノ国は灰と化してしまったのだと。

そんななかで康イエは、自分の意に介さないものではあったが死を免れ、えびす町に身を隠すことになった。

だが、そのまま息をひそめて隠れ続けることに耐えられず、
このような幼稚な考えを実行してしまったのだと。

そしてここでも、康イエはオロチを馬鹿にするように言った。

「あいつは自分が思っていたよりも臆病者だった」

というのも、このパニックの間、
オロチはこうしてかなりの無実の人を捕まえたからだ、というのだ。
―――月の印など、昔からある人気のマークでしかないのに。

それを聞いた座敷牢前の看守たちは、思わずショックを受けてしまった。
自分たちがオロチの気の迷いでこんなに無実の人を捕らえたとなれば一体どうすればいいのかと、戸惑いを隠せなかったのだ。

最期の言葉

そこへ、ようやく到着したオロチが、
駕籠の上にのって、銃を構えながら、康イエの言葉を遮った。

その爆走ぶりは、羅刹町の町民たちをひき殺さんばかり。

だが決して止まらず、そんなことを気にも止めていないオロチは、銃を構えながら康イエに「最期の言葉」を聞いた。

すると、康イエはいつもの笑みを浮かべながら言う。

「最後にお前にとっての”呪いの言葉”をかけてやろう」と。

―――お前のような臆病者では、おでん様には一生追いつけない

そして声高らかに笑う康イエ。

だがそんな康イエは、心の中では、
錦えもんや赤鞘九人男、そしてモモの助に、この先を託すように考えていた。

―――今日この時を持って、錦えもんの作戦は白紙に戻った、と。

更には彼は、仕切り直す様に、
実は、羅刹町にいる同志たちに、既に新しい集合場所を教えていた。
これが、自分の薄っぺらい人生の中で出来る、唯一のことだと。

そしてもうこれで、どんなに”臆病なオロチ”が騒いでも、誰も信じないだろうとも読んでいる康イエは、磔台で静かに笑った。

そんな康イエの命がけの想いは錦えもんや、牢座敷に捕らえられている人間たちにも伝わったようで、皆静かに涙を流す。

この御恩は、一生忘れないと。

さらにはオロチの部下たちも、
康イエの狙い通り、オロチの臆病さに呆れかえり、忠誠心などない様子。

父とおトコ

そして最後に、
20年前は誰も討ち取れなかったカイドウの首を、この戦いでとれるよう委ねた時。

おトコを始めとするゾロたちが、ようやく都に到着し始めた。

だがその瞬間に康イエは、
仕上げとばかりに涙を浮かべて、笑いながら叫び始める。

子供たちの目を覆え、と。
光月家に仕えた最後の大名、そしてえびす町の屈指の軽薄者が、これからあの世へ旅立つぞ、と。

そして彼は、いつも通りに陽気に、歌まで歌い始めた。

内心では皆へ、鬼ヶ島に向かうよう祈る。
自分の果たせなかった復讐を、今度こそ最後までし通してくれと。
そしてあの世へ、良い知らせを届けてくれと―――――…

だがそのとき、おトコが自分を呼ぶ声が聞こえた康イエ。

だからこそ彼はその瞬間、
光月家のことではなくおトコのことを思った。

―――おトコを遺して逝くことを、どうか許してほしい、と。

笑顔の理由

だがその瞬間、無情にも処刑は執行された。
数多の弾丸が、はりつけにされた康イエを打ち抜く。

下では処刑する役人たちを、到着したえびす町の人間や、他の民衆たちが大声で止めているが、銃声はやまなかった。

そのうちに、康イエの体は地面に叩きつけられるように落ちてくる。
その姿に、おトコは泣きながら、ただただ「父ちゃん」と叫び続けていた。

悲しみに暮れる民衆たち。
だが、そのなかで異様なほどに、笑い声が広がっていた。

―――えびす町の人間たちだった。

地面が揺れる程の大笑いに、その場にいたゾロは思わず怒りを露わにする。

こんなときに、何がおかしいのかと。

さらにはおトコも涙を流して笑うので、ゾロは殴りかからん勢いで怒ろうとしたが、それを日和が、必死に止めた。

そして日和は言う。

えびす町の人たちは、どんなに悲しくても、笑う以外の感情が無いのだと。
彼らは、笑顔以外の全ての感情を、奪われてしまったのだと――――…

それが、何によってそうなってしまったのか。

ゾロにしがみつきながら続けられた、それを教えてくれる日和の言葉に、
ゾロは思わず言葉を失った。

「カイドウと……オロチが持ち込んだ 「SMILE」という 果実のせいで!!!」



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